想燐友の会
HOME > INFORMATION > 想燐友の会 > 想燐友の会第74回例会記
文責 加藤 豊
本年度、最初の例会は、あいにくの小雨模様の5月11日(土)、午後1時より恒例の亀戸文化センター6階、美術室に於いて20名の会員諸氏が集い、開催されました。 冒頭、会の進行役となった工藤副会長より田中輝明会長が本年1月28日に突然にご逝去された悲報のご報告がありました。ご葬儀に際しては、八王子大横町会館に於いて会員有志も列席のもと、2月3日にお通夜、4日に告別式の会葬が営まれました。 長年にわたり、会の重鎮として奮闘された田中会長の元気一杯の発声が聞こえてこない会は寂しい限り、これからの趣味の会運営にとっては大きな痛手となりました。 さらに、重鎮会員のおひとりである松田芳雄氏も昨年、お亡くなりになられ、ご子息の雄次様がわざわざ、本日の例会会場までお見えになりました。 松田様の収集ご遺品のひとつである昭和40年頃の広告マッチ貼り込み帳十数冊は当日の盆回し入札の一品にさせてもらい、ご遺品は一括で飯沼氏が落札されました。 田中会長、松田芳雄様のご冥福をお祈りするばかりです。続いて、小生からは、4月2日に放映されたNHKテレビ番組出演の報告をさせてもらいました。 情報番組『ゆうどきネットワーク』内、「アレある?まだある?」コーナーで、2年前の東北大震災を機にマッチも「防災用品」として脚光を浴びたことで売上げアップとなったマッチが取り上げられました。 懐かしいレトロな図案の商標マッチから最新のアイデアマッチまで、様々な視点でマッチの最新情報を、店主がマッチ愛好家で徳用マッチがテーブルに置いてある食堂「銀座ホール」、神戸のマッチ専門店「マッチ棒」、姫路のマッチ製造工場「神戸マッチ株式会社」そして、マッチラベルコレクターとして小生のコレクションを紹介した「マッチラベルに魅せられて」の構成でおよそ10分にわたって紹介。映像として大珍品「大元帥票」がテレビで初めてアップで映ったのは貴重です。 近況報告を終えたところで、恒例の盆回しから始まり、当日は出品点数がどうかと心配されましたが、いざ始まってみると沢山の出物が次々と机上を賑わせ、心配無用となりました。国内、海外の燐票、マッチ箱類は全出品の3割以上にもなり、後は酒票などの各種ラベル、記念券類、綺麗な商品包装パッケージ、記念葉書、切手、エンタイア類など多種にわたりました。 ひととき休憩した後に、これも楽しみな置き入札の開催。前回同様、今回も会員諸氏からスウェーデン・マッチや戦前、戦後のマッチ商標、ダース箱など数多くの持ち込み出品でこれも楽しみな入札となりました。
これからの会の運営については、協議の結果、次回より副会長の工藤氏が会長となり、会を担っていただくことになりました。次の第75回の例会は、9月29日(日)開催を第一希望としました。 本会は、3時半に全員の集合記念写真を撮り、その後、多くの有志が近くの居酒屋に集まり、二次会「田中会長を偲ぶ会」を開催、想い出を語り合い散会となりました。
【出席者】 敬称略 (写真、前列向かって右より)飛田健太郎、 加藤 豊(広報)、 羽島知之、 工藤勝利(会長)、 飯沼 博、 松田雄次 (中列右より)西沢 豊、 上ヶ島 理、 森 貴男、 入山憲明、 鹿野 登、 佐藤 英 (後列右より)劉 勝彦、 中村 浩、 佐藤昭夫、 堀込哲夫、 清水完浩、 橋 達、 竹村奏三、 森村薫男 以上20名