想燐友の会
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想燐友の会第71回例会記
文責 加藤 豊
本年の年頭に、吉田会長から体調不良の報告があり、今後、会への出席は望めそうもなく幹事職を辞したい旨のご相談を受けたことで春の例会は休会となりました。 その後、小生と田中幹事とでこれからの会の行く末のことを話し合った結果、秋の例会は恒例通り集まろうということになり、10月29日(土)、1時より亀戸文化センター6階に於いて15名の会員諸氏が集い、一年振りに開催の運びとなりました。 冒頭、いつもなら吉田会長から開会の挨拶があるところですが療養欠席のため、代わりに田中幹事が議事進行に当たり、吉田会長からの幹事職辞退に至る事情を発表、続いてこれからの会の運営をどのようにしていくかの協議から始まりました。 各会員からの意見の総括としては、会員同士の交歓の場として今後も年二回のペースでこれまで通り催していきたいという総意を得られ、次回は来年の6月30日開催予定としました。 続いての議題として、今後の会の運営を引き継ぐ役員の選出に移り、討議の結果、田中輝明会長、工藤勝利副会長、加藤豊広報担当が選任となりました。これにより今後の運営方針としては、国内で唯一活動しているマッチ同好会のもと、年二回の定例開催、会場はこれまで通りの亀戸文化センターを事前予約、会員内で会を盛り上げる入札品を各自出し合うよう努める、新規会員勧誘歓迎、等々の確認を取り合いました。 会員からの希望としては、例会毎に会員の自慢の逸品お披露目会を企画してはどうか、会員住所録を作成してより交流を深めてはどうか、Webサイト「マッチの世界」内、「マッチ時報」への会員投稿に努める、などがあがりました。 一連の協議を終え、気持ち新たに会の発展を願って田中新会長の号令のもと、お愉しみの盆まわしの開催となりました。当初は吉田元会長が調達された出物が無いなか、どれほどのモノが並ぶかと思いきや、次から次へと現会員からの掘出し物がテーブル上を途切れなく巡り、予想外の珍品も続出、明治・大正期の古燐票から戦後の広告票、マッチ箱、戦前の燐票大家の筆のある絵葉書、マッチケース以外にも酒票、煙草カード、各種ラベル等々、各自、入札思案に笑顔の迷走様相。小生からは、辛亥革命百周年の記念として制作した中華民国向け燐票ポスターをご披露、頒布させていただきました。 昭和34(1956)年11月1日に発足した現「想燐友の会」の前身、「想燐関東友の会」から54年の長きにわたり参加され、会をまとめられた吉田 黄氏のご欠席は甚だ残念なことです。吉田氏のこれまでの重責を全うされたことに感謝するとともに会員の皆、吉田氏の病状回復を願うばかりです。*ちなみに、想燐関東友の会は、上野駅前珈琲店「ベニヤ」で開催され参加者8名でその中に吉田 黄氏以外に現在も出席されている竹村泰三、清水完浩氏が参加されています。
<出席者> 前列右より、加藤 豊(広報)、 鈴木雄作、 飛田健太郎、 田中輝明(会長)、 上ヶ島 理、羽島知之 後列右より、工藤勝利(副会長)、 入山憲明、 竹村奏三、 中村 浩、 中村記枝、 森村薫男、小川昇一、 森 貴男、 橋 達 以上15名(集合写真に準じる)